245/2A3/300Bコンパチ・ロフチンアンプ回路図

[回路図]

*無単位の数字は抵抗(Ω)、コンデンサーは分子が容量(μ)を、分母が耐圧(V)を表しています。
 カップリング・コンデンサー以外は総て電解コンデンサーです。

[回路の説明]

  2A3と300Bはほぼ同じプレート電圧/電流で作動可能だが、フィラメント電圧が異なる。245と2A3ではフィラメント電圧は同じで良いが、 245のプレート電圧/電流は下げないと保たない。という訳で電流容量4Aの可変定電圧レギュレーター338Tで、245/2A3の2.5Vと300Bの 5Vに対応させる。また245の為にSW1を解放して430Ωの抵抗でプレート電圧を下げると共に、SW2の解放によってプレート電流を下げ、3 種の球のコンパチとしました。
  図の左下の部分がフィラメント電源です。338Tは小型放熱器の取り付けた上でシャーシに取り付けています。
  図の右下の部分は前段の12AX7用のプラス・マイナス電源です。AC290Vからそれそぞれ片波整流で取り出します。 出力管のグリッド電圧がほぼゼロボルトになるようにVR100Kで調整します。キットのPTで通常通りに直結(ロフチンホワイト回路)にすると+B電圧 が不足するのでSRPPの下段のカソードをマイナスに引いて上段のカソードをゼロボルトに保ち、カップリングコンデンサーを外しています。 12AX7のグリッドにマイナスが懸かるのでインプットコンデンサーが必要になりますが、カップリングコンデンサーを外す方が御利益が大きいと思います。

  出力は300B  285V 60mA   3.5W
       2A3   290V 55mA   3.5W
       245   280V 38mA   1.9Wです。

 ちなみに、SRPPのマイナス側の12.8Kの抵抗に22Kをパラってバイアスを0から-19Vに下げてみる と、300Bでは365V(P)、48V(G)となり、317V-48mAの動作で出力が5.2Wに増えました
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