前段6U8差動50CA10pp 回路図

2000.2.23
2000.8.20改訂

[信号回路]

出力    23W/at 1.5Vpp
総利得   28dB
NF      6dB
DF      4
crosstalk  10〜20kHz 70dB以上

無単位の数字は抵抗(Ω)、コンデンサーは分子が容量(μ)を、分母が耐圧(V)を表しています。
カップリング・コンデンサー以外は電解コンデンサーです。
*の付いているZはツェナーダイオードです。39Vを2個使って78Vで6U8のスクリーングリット゚を安定化しています。
+B電源回路、初段定電流ダイオード用マイナス電源は省略

[回路の説明]

  6U8の5極部で200倍の増幅を行いますが、差動のため回路としては100倍の増幅度になっています。同じ管の3極部と組み合わせてSRPPを構成しています。5極部と3極部の間にある20KのVRで付加調整を行いACバランスを取ります。全段差動直結アンプと同じく、5極部のカソードの定電流ダイオードで差動になっています。
  ***で囲んだ部分が付け加えたデカップリンク゜回路です。こけた゜けの事でクロストークが全域にわたって14dB改善されました。
  前段の増幅度を十分にとったのですが、皮肉なことに50CA10の裸のDFが優れていたため、結局わずかなNFで適度なDF(=4)が得られました。トータルゲインは24倍あります。
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