富嶽十景 その2



245と6B4Gパラプッシュ

左 245PP 右 6B4GパラPP
245は、なす型の古典管としては豊富に出回っているようで、RCAの刻印付きのものを揃えられました。出力は250Vで8.4Wとややしばき過ぎの感もありますが、それはカソフォロが働きA2級のゾーンに入った時で、入力の小さい間はA1級として動きます。
  6B4Gは前方の4本はそのまま、後方の4本はオクタル->UXへの変換アダプター使用しました。280V程度の丁度良いP電圧が取れず230Vになりましたが、20W得られています。解像度感では2A3に勝るものの、ややもすれば線が細くなりがちな6B4Gですが、パラプッシュで豊かな低域感を得ています。





12GN7と6336単管PP

左 12GN7A 右 6336B
  電圧増幅管の12GN7ですが、10W有るP損を生かして出力管に使ってみました。少し定格オーバーですが410Vでは28Wも得られました。
  右の写真はシングルのように見えますが、1本に2ユニット納めた双3極管です。ロシアの6C33に対抗するアメリカの大型レギュレーター管でユニット当たり30W、1本で60WのP損が取れます。247Vで25Wの出力が得られました。低電圧ですが無信号時のP電流は100mA/unit、最大出力時には200mA流れます。





STC-12E1とSVETLANA-572-30

左 12E1 右 572-30
  STCの12E1は807と同様のトッププレートのビーム管です。造りが非常に良く、ホヤのカーブは絶妙で艶めかしくさえあります。5結では、420Vで45W、525Vで63W得られます。
 572-30はSVETLANA社で最近設計製作された送信管タイプのトリタン3極管です。トリタン管の輝きは暗闇で新聞が読めると言われますが、当トップページでご判断下さい。512Vで43W得られますが、バイアスは+13Vで「富嶽」のようにカソフォロにするかトランス結合にするかしてグリッド電流を処理する必要があります。



home戻る次へ
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送