富嶽十景 番外編



300Bでイヤースピーカーを鳴らす  



左 300B 右 300BのドライブイヤーSP
左はご存じ300Bです。赤い鳥マークのソヴテック社製です。カソフォロの御利益で、400Vで40W得られました。
 右側ではその300BをドライバーにSTAXのイヤースビーカーを鳴らすというおそれ多い事をやっています。「富嶽」は総ての調整を裏蓋を開けずにやるというポリシーですので、4本の出力管のプレート端子がアンプ上面に出ています。また+Bの測定、プレート電流の測定の為にOPTの+B端子およびアース端子も出ています。コンデンサースピーカーもプッシュプルなのでこれらを利用すれば、直流カットのコンデンサーを追加するだけで駆動できます。出力管の音色の違いをイヤースビーカーでも楽しめる訳です。

既存真空管アンプをスタックス・イアースピーカ・アダプターに変える


「富嶽」の格納庫  
 
 我が家のリスニングルームです。木造2階建ての屋根裏を通し柱の長さを目一杯使って高さを稼いでいます。床、天井、壁共総て自分でやったのでこの部屋だけの建設費はお小遣いの範囲で済みました。広さは10畳+αです。最も簡単に防音性能を出すために換気扇だけで窓は有りません。窓がないということは集中が持続できるようで、日曜日なぞに朝から籠もりきりになってアンプの製作等をすると夕食を知らせて貰うまで気がつかないと言うこともあります。
 メインは三菱の610Aを計16個使ったマルチシステムですが、自作アンプにはYAMAHAの1000Mを使います。 その他ジャズ用に2236+LE8T+075のJBLマルチ、スワン(1000Mの後ろから頭だけ見える)等が有ります。右下に見えるのは城主の座です。

ハイビジョン・プロジェクター  
 
 ハイビジョン・プロジェクター導入を機に、「城主の座」の後ろ側を公開しましょう。「大きいことは良いことだ」と、液晶プロジェクターを96年に購入しました。機種は当時、最高輝度をほこっていたシャープのXV-Z4000でした。80インチの迫力を楽しんでいましたが、デジタルBSが始まると困った事が起きました。4:3固定の液晶では、縦長に収録されてしまう16:9の映像が正常に再生されないのです。パソコンを通してアスペクト比を変えることができましたが、その度に起動して調整するのは面倒です。ハイビジョンを完全に再生できる液晶(1920*1080*3=6220800)が出るまで待つつもりでしたが、だんだんと目も弱ってきます。50代も半ばにさしかかると、楽しみを後に残すよりも、やりたいことが出来るウチに、生き急がねばなりません
 ソニーのVW-12HTを買うつもりでしたが、半額以下のパナのAE300との映像の差は僅かなものでしたので、パナになりました。先代のXV-Z4000に比べると体積比で1/8、レンズの直径も1/2以下とずいぶんコンパクトになりました。充分な明るさが得られるか気になりましたが、逆に明るすぎて照度を85%に落として丁度でした。これでランプの寿命も延びます。ラックの最上段にあるのがそれです。以前はこの段をZ4000が一台で占領していましたが、今はD-VHSと同居しています。エアコンの吹き出し口の真下なので、埃対策に天板を付け、側面と後方に1mm厚のビニルシートを付けてあります。


 スクリーンも交換しました。定評のある「キクチ」ではプロジェクターと同じくらいの値段になってしまいます。OSスクーリンに拡散型の生地のサンプルを3種類送ってもらってテストしました。結果的にはどれも似たようなモノなので、最も安い「ホワイト」にしました。大きさは80インチの4:3から90インチの16:9ということで、高さはほぼ同じ、幅が大きくなりました。16:9での面積比は1.4倍になります。これで今や標準になりつつある「ワイド」がほぼ視野一杯に拡がり、迫力がグッとアップします。
 下の2枚の画像の内、上は照明をつけた状態です。以前のシャープの「ブラックタイプ」ではこの状態でもある程度「鑑賞」ができましたが、「ホワイト」では無理です。しかし窓の無い「富嶽の格納庫」では全く問題はなく、下の画像のように照明を消せばこの通り真っ暗な中にスクリーンが浮かび上がります。

 DVDは店頭での比較視聴と同じ印象でしたが、ハイビジョンの画像には感激しました。映像が緻密で、スクリーンに拡大して投射しているというより、そこに超大型のテレビの画面があるような錯覚に陥ります。クォータHD(縦横とも1/2の画素)で、これですから、リアルHDの液晶だとどんなに素晴らしい映像になるでしょう。600万画素、「目が元気」なあいだに是非実現してほしいものです。


  音声はデジタルBSチューナーの光出力から取り出しています。D-VHSとは i-link接続していますので、再生時にもここから出力されます。スクリーン側に並んだオーディオシステムまで届くような長い光ケーブルが無いので、光−同軸変換を行い、真空管DACに入れています。ちなみに変換には、発売中止となった禁断の共立製SCMSキャンセラーキットSKT1000を使っています。秋葉の秋月からも似たようなキットが発売されていましたが、共立製の好いところは入力が光と同軸の選択が出来、かつどちらの場合でも光と同軸両方に出力している点です。キャンセラーを入れる必要はないのですが、変換器を作るのも面倒なので流用しています。備えあれば・・・って関係ないか。




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