[シャーシ] リードのS21(400x150x65) を使いました。底蓋の無いいわゆる「弁当箱」というやつです。アルミのスポット溶接造りですが、板厚は1.4mmあって強度は充分です。これにラッカースプレーで塗装しました。
[パーツ] 殆どのパーツは前作プリアンプを解体して使い回ししましたがトランス類は新規です。 高圧電源にはノグチのPM36050Mを使いました。360〜240V間40V毎にタップが出ていますし、調整用に20Vのタップもあります。容量はAC50mAとプリアンプにぴったりです。 ヒーター用には菅野で0-8-10V/1Aが2系統あるものがニノミヤに在庫があり、2系統並列で使いました。 MC用の入力トランスにはソフトンの新製品PLT-1を購入しました。オルトフォンのような極低出力電圧のカートリッジは無いので一次直列の40Ωで使用しています。
[レイアウト] 細長いシャーシを縦長で使い、電源部は後ろ、回路部は前とレイアウトで交流のフラックスの影響を避けています。画像の上2/5、小型のヒートシンクまでが電源部です。ACは最後尾から入り、トランス、整流、安定化電源と続きます。電源スイッチとパイロットランプもシャーシ上にして、引き回しによる交流ノイズの混入を極力避けています。 信号は手前の最前部からMC-MMの切り替えスイッチを経由して入ります。シャーシ上の黒い箱はMCトランスです。電源ラインやデカップリング・コンデンサーは中央の平ラグに集めています。出力は電源部の手前でシャーシ上部に出しています。
[回路図] |