ユニバーサル真空管アンプ「富嶽」とその仲間達のページ


「今月の逸品料理」〜クラシックCD異稿・編曲のたのしみ特集


昨年12月発行。著者は文学者で、文庫本のコレクターのようです。門外漢ですが、同様の趣味で「下手物」を収集、試聴してあります。収集にはアリアCDの松本氏が援護したとか。


バッハ

[CD/Arts 47268-2]
[CD/Arts 47199-2]
Pf) SPADA

Complete Transcriptions for BACH
「本」(クラシックCD異稿・編曲のたのしみ)では紹介されていない、ブゾーニによるバッハ編曲全集。Vol1のシャコンヌが素晴らしい。

モーツァルト

[CD/CARO MITIS CM003-2004]
Ob)ウトキン エルミタージュ室内管弦楽団
弦楽五重奏団第4番のオーボエと弦楽五重奏への編曲
元々短調の曲だけに、オーボエの音色がしっくりくる。オーボエ協奏曲(こちらがトリ)併録。こちらはオリジナル



[CD/ORFEO 644061]
Cl)クレッカー マンハイム弦楽四重奏団
管楽セレナーデ(K388)、弦楽四重奏曲(K575)のクラリネット五重奏版。
K388は弦楽五重奏(K406)への編曲版からの編曲だが、弦に管が入っても全く違和感がない。



[CD/BIS CD-1567]
ピアノ協奏曲第18番/交響曲第40番
フンメル編曲のピアノ四重奏編曲版
Pf)白神
[CD/PIANO21 018]
交響曲第40番/アイネクライネ 他
カツァリスによるピアノ独奏編曲集

交響曲第40番が両者に共通している(編曲もフンメル)が、ピアノ四重奏版よりもソロの方が面白い。ピアニストの格の違いか。


[CD/BERLIN CLASSICS 0091822BC]
弦楽五重奏曲第6番のデッサウ編曲管弦楽版
スイトナー/ベルリン・シュタッツカペー

原曲のテンポ・メロディは再生しているが、時々「ギーン」という「現代の不安」を象徴するような「デッサウ節」が入る。スイトナーをもってしても、典雅な調べには成り難い。


 [CD/harmonia mundi MAN5046]
 交響曲第35、38,41のフンメル編曲フルート四重奏版。 「聴く」ためでなく「演奏する」為の編曲のようで、初めは良いが退屈してくる。


ショパン

[BIS CD-847]
Pf)白神, Yggdrasil Quartet

ピアノ協奏曲第1、2番のピアノ四重奏編曲版
モーツァルトのピアノ協奏曲室内楽編曲より、こちらのほうが観賞用としては優れている。白神さんも、モーツァルトよりショパンの方が会っている。


ベートーヴェン

[CD/BIS CD-1177]
Pf)白神, Bremen String Soloist
ピアノ協奏曲第1、2番のピアノ四重奏版
[CD/MUSICAPHON M56849]
Pf)Holtsmann, Concertino Munchen
ピアノ協奏曲第3、4番のピアノ四重奏版
Holtsmannの方が、ピアノ音がキリリとしていて良い。ここまでくると「皇帝」もなんとかして欲しい。


[CD/DG 457 652-2]
ヴァイオリン協奏曲のクラリネット版
Cl)コリンズ プレトニョフ/ロシア・ナショナル管
良い編曲だと思うが、原曲の華麗なところをイメージすると「合わない」かもしれない。ヴァイオリン協奏曲の管編曲は、他にもランパルのフルート協奏曲があった。


 [CD/BAYER RECORDS 100353]
 ベートーヴェンのチェロ・ソナタ第2番のコントラバス版として紹介されているが、  シューベルトのアルペジョーネ・ソナタが聴き物。カーのように「上手」過ぎると  軽々しく聴こえるが、適度な「重量感」がある。録音もすこぶる良い。
 [CD/ORFEO C080031A]
 2曲のロマンスのチェロ版であるが、これも「併録」のハイドンの2曲のチェロ協奏曲に「耳」を奪われる。 一方は20世紀になって発見、もう一方は  長い間偽作とされてきたもの。日陰育ちの2曲が、晴れて素晴らしい演奏で日の目を見た。
 [CD/BELLA MUSICA BM-CD 31.9202]
 トリプルコンチェルトのピアノトリオ版。EMIの50枚組ベートーヴェン選集のオイストラフ、オボーリン、クヌシェヴェツキの演奏で、  原曲の素晴らしさを再発見。届くのが、待ち遠しかった。原曲は、なんちゃら公に捧げられたものでも、ピアノのパートに「余裕」がある。  編曲は、オケ分をピアノに振っていて、 充分ピアノトリオとして楽しめる。
 [CD/Traversieres REF210/262-263]
 ハレイオリンソナタのフルート編曲。 クロイツルを除く8番までがマリオンの最後の録音として聴ける。  HMV等では入手できず、某フルート楽器店から購入した。


ブラームス
NAXOSからブラームスのピアノ4手用作品全集が敢行されている。4手といっても2台用と1台連弾がある。ピアノ協奏曲第1番のようにピアノ連弾と2台用があれば両方出すという徹底さである。

 [CD/NAXOS8553026]
 ヨアヒムがヴァイオリンとピアノ用に編曲したハンガリー舞曲全曲。余白にヨアヒム自身の  作品が入っている。 比較的ポピュラーな作品だが全曲聴けるCDは貴重だ。


左 弦楽四重奏第1・2番[CD/NAXOS8557056] 右 弦楽四重奏第3番/弦楽5重奏第1番[CD/NAXOS8554272]
弦楽四重奏や五重奏のピアノ編曲というと、音として合わないのではなという心配があった。実際に聴いてみると、メロディがいろんな楽器に音色を変えて回っていくという構造が、ピアノ連弾で弾くことによって、ひじょうに鮮明に聞こえてくる。

 [CD/NAXOS8553026]
 ブラームス自身ではなくてシューマン、ヨアヒム、 シューベルトの作品のピアノ2台への編曲集。  シューマンのピアノ四重奏、ヨアヒムのハムレット序曲、シューベルトの20のレントラーが収められている。 他人歌曲までピアノ連弾に編曲してしまうとは、 ブラームスは「編曲オタク」だったのではなかろうか


[CD/DMG 643 1197-2]
Vnソナタ第1番のチェロ版
Horr(Vc), Irsen(P)
[CD/SONY SK48191]
ヨーヨーマがVnソナタ第3番をチェロでそのまま弾いてる
Ma(Vc), Ax(P)
Horrは「自編」曲の演奏。それなりにチェロ・ソナタとして聞こえてくるが、マのほうはチェロとしてはいいさか軽い音になってしまう。

 [CD/JEYSMUSIC KS1003]
 セレナーデ第1番の9重奏版。弦楽四重奏にフルート、クラリネット、ホルン、ファゴットが加わる。これで  8重奏だがクラリネットが2本ある。実は、佐久間由美子と山形由美を同じ楽器なもんで、勘違いしてたりする<W  
 [CD/NAXOS 8.55.726]
 こちらはセレナーデのピアノ2重奏版。ブラームスくらい自作の編曲を数多く残している人は無い。 推考を重ねた末の作品だから、骨までしゃぶるということか。  1番の出だしのテーマなんか、こっちがオリジナルかと思うぐらい良くできている。
 [CD/CRYSTAL RECORDS CD832]
 クラリネット3重奏と5重奏のヴィオラ編曲版。弦楽3重奏と5重奏になった。  当然ヴァイオリンが「目立つ」ようになるが、それでもバランスが崩れないのが面白い。  ツボを知り尽くした自作の編曲ならではか。 
 [CD/CENTAUR CRC2706]
 2曲のクラリネットソナタと、ヴァイオリンソナタ。第2番をフルートでやった版。後者にはクラリッネット版もあるから、クラリネット  をフルートに置き換えた物ともとれる。フルートになって、音色が明るくなったが、「らしさ」は損なわれていない。  これも録音が良い。「マイナーなところが制作するから、コピー回数  が少なく、音が鮮明になる」というのはアナログ時代の常識だが、デジタルになっても通用する。○○EMIのように大御所 プロデューサーのよけいな「指導」が無いためか。親会社○○が手を引いた後も、「彼」はしぶとく生き残るか


シューベルト [CD/ARTS 47514-2]
 シューベルトの「死と乙女」、ベートーヴェンの弦楽四重奏「セレオーソ」をマーラーが室内オケ用  に編曲した物。あくまでオリジナルに忠実に行われた編曲で、弦楽合奏の厚みが増えている。


メンデルスゾーン
 [CD/HUNGAROTON HCD32410]
 「異稿・編曲のたのしみ」出版時には出ていなかったCDでメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」全曲を  2台のピアノでやっている。メンデルスゾーン自身の編曲で、うきうきするような原曲の雰囲気がよく出ている


チャイコフスキー

 [CD/BIS CD627]
 交響曲第5番のピアノデュオ版
 Pf)Achatz, Nagai

 [CD/CLAVES CD50-9414]
 弦楽四重奏曲第2番の弦楽合奏版
 Rachlevsky指揮Kremlin.co
5番のピアノ版は初めて聴いた。「デュオ」には連弾と2台のピアノの2つの方法がある。ブラームスは自身の交響曲を、1,4番は2台のピアノ、2,3番は連弾と書き分けている。ここでは2台のピアノにしたことが成功している。「悲愴」ならデュオクラムランクのように連弾もいいかもしれないが、5番の迫力は連弾では難しい。余白に「白鳥の湖」と「眠れる美女」が入っている。弦楽四重奏曲第2番の弦楽合奏版は、この曲が元々内包していたポピュラーな面が浮き出ている。

ドヴォルザーク
 [CD/MDG3451356-2]
 ドボルザークの「新世界」他スラブ舞曲、バガテルをフルート、オーボエ、クラリネット、  ホルン、バスーンの木管五上奏への編曲。このマーロット五重奏団の編曲は素晴らしく  (またとても録音が良い)、牧歌的な「新世界」が楽しい



番外編1 ヴォロドス
 
 [CD/SONY SK62691]
 カルメン(ホロヴィッ編曲)からモーツァルトのトルコ行進曲(ヴォロドス編曲)まで、天真爛漫「ハイテク」の14曲。「ハイテク」というとアムランになりそうだが、アムランはアルカンやスクリャービンから、最近はブラームスと結構「渋い」レパートリーで、テクニックを開けらかす演奏は意外に少ない。

番外編2 ラヴェック姉妹

 [CD/Philips 4735822]
 Brahms/Hungarian Dances (21) for Piano 4 hands
 Dvorak/Slavonic Dances (8) for Piano 4 hands, Op. 46
 Dvorak/Slavonic Dances (8) for Piano 4 hands, Op. 72
 Bizet/Jeux d'enfants, Op. 22
 Faure/Dolly, Op. 56
 Ravel/Ma mere l'oye

 Falla, Albeniz,Tchaikovsky,Scriabin,Gershwin etc
ラヴェック姉妹というとデュオが真っ先に思い浮かぶフレーズだが、管弦楽曲、ピアノ協奏曲のピアノ連弾編曲のオンパレード。6CDセットで4,638エンはお買い得



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